
我が家ではゆるくおうち英語に取り組んでいます。
今回はLiao絵本リストを参考にした英語絵本の読み聞かせ記録です。
我が家では、前記事の『First Little Readers』で英語多読を始めたことと並行して、Liao絵本リストを参考にした英語絵本を導入しました。
”Liao絵本リスト”とは、Liao Caixingさんという台湾の英語教師ママが選んだ絵本のリストのことです。
本来は1年間きちんとスケジューリングされたリストに従って、朝晩1日3回ずつ読み聞かせしていくというストイックな取り組みですが、我が家ではリストだけ参考にさせてもらっています。
こちらは、英語多読とは別に、親子で英語絵本を楽しむことを目的として取り組んでいます。
ちなみに我が家では、最初はあえて絵本を見せずに歌や朗読のかけ流しで耳馴染みのある状態にしてから、絵本を開くという工夫をしています。
月曜日〜金曜日の朝食時にかけ流し、土曜日に絵本を解禁するというルーティンにしています。
このやり方を繰り返して、数日もすればある程度自分で読める状態になっています。
特に耳からインプットさせている効果か、明らかに私よりスムーズに音読できている気がします。
Liao絵本の取り組み記録

3歳10ヶ月で始めたよ!
すぐに覚えちゃうから、もうママより上手に読んだり歌ったりできる絵本もあるよ♪
今回はLiao絵本リストの1〜4週目分、以下の10冊の記録です。

約1ヶ月程度かけて、我が家なりの取り組み方で一通り読み聞かせしました。
娘は、数回読み聞かせをすると、自力で読んだり歌ったりできる程度にマスターしている印象です。
今回の内容は、もともとYoutubeなどで知っていたストーリーもあったので、親子で楽しくスムーズに取り組みことができました。
Liao絵本の記録
MY VERY FISRT MOTHER GOOSE
マザーグース(Mother Goose)という英米で昔から伝えられてきた童謡の短編集で、英語独自の韻(ライミング)を学ぶのに最適な絵本です。
正直、私には歌詞の意味がよく分からないものもありますが、ライミングのリズムが心地いいです。
我が家にとって、Liao絵本リストの一発目!まずは絵本の存在は隠し、朝食時にしれ〜っとかけ流しからスタートして娘の様子を見ることにしました。
初日、娘は聞き慣れない童謡には若干のストレスを感じている様子でしたが、短編集なのでところどころ耳馴染みのある歌が流れ、楽しそうに聴いていました。
数日間かけ流しを続けたところ、親子ともに知らない間に口ずさむようになっていて、さすが受け継がれてきた童謡は耳に残るんだなぁと感じました。
一通りかけ流しを続けた後に初めて絵本を娘に見せたところ、「これ知ってる!」という感じで、自分が耳で聞いていたものを確認するようにしっかり目を通したり、歌ったりしていました!
Liao絵本リストの1冊目で、我が家流のかけ流ししてから絵本を読むやり方に効果を感じました。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
簡単なフレーズがリズミカルに繰り返されて、10種類の色と動物が学べる絵本です。
エリック・カールの絵本で、日本語訳の『くまさん くまさん なにみてるの?』も有名です。
娘は1歳の頃に、日本語版で読み聞かせをしたり、Youtubeで英語版を見て歌ったりしていたので、すぐに色も単語も覚えてしまいました。
やっぱりエリック・カールの絵は目を引くのか0歳の息子も指差ししたりして楽しんでいます。
The Wheels on the Bus
昔から歌い継がれている有名な童謡をもとにしていて、読みながら一緒に歌える絵本です。
カラフルな絵が見開きいっぱいに描かれていて、大人が見ていても楽しいです。
我が家ではWWK(ワールドワイドキッズ)のDVDのかけ流しを取り入れており、そちらにもこの歌とダンスが収録されているため、娘はこれ知ってる〜!という感じでした。
カラフルな絵が目を引きつけるのか0歳の息子の方がとても気に入っている様子で、読みきかせをするとニコニコしながらノリノリでお尻を動かしています。

“beep beep beep”というところが大好き!
FIVE Little MONKEYS jumping on the bed
5匹の小ザルがベッドの上で飛び跳ねていると、1匹が落ちて頭を打ち「もうこれ以上ベッドで跳ねないように!」と注意されるも、また飛び跳ねては落ちるというのを1匹ずつ繰り返すストーリーです。
娘は1〜2歳頃にこちらの動画をYoutubeでよく見ていて、当時は寝室でよく飛び跳ねて遊んでいたので「No more jumping on the bed!」というフレーズをよく使っていました。
親子で知っていたストーリーなので、すんなりと読むことができました。
『FIVE Little MONKEYS』のシリーズは有名で、他のテーマもいろいろあるので読むのが楽しみです。
Go Away Mr Wolf!
『三匹のこぶた』を連想させるストーリーです。こぶたたちがお留守番をしていると、オオカミが玄関をノックし、あの手この手でドアを開けさせようとします。
「オオカミがノックして、こぶたが扉を閉める」という一連の流れがリズミカルに繰り返されていて、楽しくて気に入っています。
娘がちょうど『3匹のこぶた』と『オオカミと7匹の子ヤギ」』にハマっている時期で、「きゃ〜!オオカミが家を吹き飛ばしにきたよ〜」と逃げながら「ママはそんなガラガラ声じゃない!」と言ったり、ストーリーがミックスされた寸劇によく付き合わされています。
数回読んでいるうちに、「Knock Knock Knock♪」と自分で口ずさめるようになってきたので、これからはこのストーリも寸劇に混ぜてもらおうかな。
Down by the Station
早朝のひっそりした駅前に、だんだんいろいろな乗り物が集まってきてにぎやかになります。列車の警笛、トラックのクラクション、消防車のサイレンなど、乗り物のオノマトペが学べる絵本です。
繰り返しのフレーズの中で、ページをめくるたびに絵本の切り抜きから見える乗り物が増えていく仕掛けが楽しい絵本です。
『My Very First Mother Goose』にはこの童謡のショートバージョンが収録されているため、娘はそちらでリズムは覚えていて既に1人で暗唱できています。こちらはフルバージョンでいろんな乗り物と擬音語が出てくるため楽しいです。
擬音語の英語表現は、いわゆる学校英語で学んできた私にとっては新鮮で、なんでこれが「Chuff Chuff」なんだろう〜?とピンとこない表現もたくさんありました。
- chuff chuff
機関車などのエンジン音、しゅっしゅっぽっぽ
chug-chug, choo-choo, puff-puffなど - brrm brrm
エンジン音、ブルルーン - beep beep
クラクション音、プップー - Honk Honk
クラクション(警笛)を鳴らす、ブッブーッ - nee nor nee nor
サイレン音、ピーポーピーポー - zoom
飛行機音やロケット音、ビューン - clickety-clack
電車の走る音、ガタンゴトン - squeal
ブレーキ音、キーッ - woo woo
パトカーのサイレン、ウーウー
WWK(ワールドワイドキッズ)の英語絵本にも『BROOM ZOOM CHOO WOO』という乗り物のオノマトペがたくさん出てくる本があり、こちらも楽しくておすすめです。
多分、擬音語の表現方法は絶対にこれが正解!っていうのはないんだろうな〜と思います。英語絵本を通して、これからいろんな表現に出会っていきたいです。
HOP ON POP
短い文章で分かりやすくリズミカルなので、英語のリズムや韻を思う存分楽しむのに絶好の絵本です。
ドクター・スース(Dr.Seuss)のシリーズは、英米の子どもたちはみんな読んでると言っても過言ではないシリーズのようです。
絵本を見ずに音源だけをかけ流ししているときは、ライミング(韻)がメインでいまいちどんな話なのか想像できなかったのですが、絵本を開くとイラストですんなり内容が分かりますし、面白くて可愛くて笑ってしまいました。
ドクター・スース(Dr.Seuss)の世界観に親子でハマってしまいました!
Five Little Men in a Flying Saucer
5人の宇宙人が地球に訪れて地球を見渡し、地球の姿に失望して一人一人去っていくストーリーです。
『Five Little Ducks』や『FIVE Little MONKEYS』と同じようなカウンティングソングかなと思っていたのですが、ただのカウンティングソングではなく、地球の環境問題も考えさせられる内容でした。
娘も、イラストの地球の状態を見ながら「なんで宇宙人は地球がイヤだったんだろう?」と、3歳ながらに考えている様子でした。
GREEN EGGS AND HAM
リズミカルな文章と奇抜なイラストが魅力的な絵本です。
最初に音声だけ聴いた時は、正直「なんじゃこれ〜??」という感想。でも、何度か耳に馴染ませてから絵本を読んでみたら、感想は「面白い!」に変わりました。
イラストは奇抜だけど可愛くて、文章はしつこいんだけどリズミカルで、なんかクセになります。
ちなみに、娘がわさびなどの食べたことのない物に興味を示したときにこの絵本のフレーズを言い合ってふざけています。

Try them! Try them!
You may like them!

Nooooooo!!!!
Henny Penny
めんどりの頭にどんぐりが落ちてきて、空が降ってきたと勘違いして大騒ぎ。グースやアヒルなどと一緒に王様に伝えに行こうとしたところ、最後に悪いキツネに出会ってしまうストーリーです。
シニカルな内容ですが、お鍋を被ったりして慌てている鳥たちのイラストが可愛く、ライミング(韻)が心地よくて結構好きです。
めんどりのペニーは「Henny Penny」、アヒルのラッキーは「Ducky Lucky」、おんどりのロッキーは「Cocky Locky」、キツネのロクシーは「Foxy Loxy」と表現されているのですが、こういう絵本独特の韻を踏んだ表現方法が、いわゆる学校英語で学んできた私にとっては新鮮です。
キツネのロクシー「Foxy Loxy」の”foxy”を辞書で検索してみると”ずる賢い”という意味があるようです。こういう感覚的なニュアンスなどを英語絵本を通してたくさん吸収してもらいたいなと思います。
そういえば、ピクニックに行った時に本当にどんぐりが頭の上に落ちてきてたので、「Sky is falling!!」と騒いでみたら、当時3歳の娘には冷めた目で見られました。

Mummy.
It’s just an a-corn.
累計10冊を終えて
今のところ、我が家流の取り組み方で、朝のかけ流しは継続できていて、1週間に1回新しい本を導入するのもできています。
ただ、その週の本を毎日読む時間を確保するのが難しいと感じています。
Liao絵本リスト式の本来のやり方ではその週の本3冊を朝晩1日3回読むようです。それはめちゃくちゃハード!
我が家では1日に1冊でも読んであげれるといいかな〜程度でぼちぼち進めていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます♡