Liao絵本リスト(Liao130)を参考に、おうち英語に取り組む我が家の記録と絵本の紹介です。
「Liao絵本リスト」とは、Liao Caixingさんという台湾の英語教師ママが選んだ絵本のリストのことで、1年間(52週)で130冊読むようにスケジュールされたものです。

ようやくLiao絵本リストの22週目まで読み進め、累計46冊になりました。
だんだん絵本の中身も難しくなってきて、読み聞かせも少しずつハードになってきました。
本記事では、絵本紹介をしながら私が気になった英単語やフレーズをまとめています。
Liao絵本の取り組み記録
今回は、Liao絵本リストのスケジュール19〜22週目の記録です。

Creepy Crawly Calypso
タイトル通り、ちょっと気味の悪い虫たちが色んな楽器を演奏し、カリプソのビートを楽しんでいます。
Calypso Bands(カリプソバンド)というのは、西インドから伝わる音楽で色んな楽器が演奏されるようです。
巻末には、カリプソバンドに使われる楽器と虫の説明が載っています。
虫嫌いな私は、ゴキブリやムカデが出てきたあたりで「うぇ〜!」となりましたが、娘はそんな私を見て喜んでいて、毎日のように歌のかけ流しを要求してきます。

虫は気持ち悪いけど、歌を聴いてみるといい曲!
Youtubeでも観れます。
- creepy ぞっとする、はうように動く(昆虫など)
- crawl (人・虫などが)はう
- calypso 西インドを特徴とする歌や音楽
- treat もてなし、お楽しみ
- bang (机などを)をたたく
- toot をプープー鳴らす
- bear (の重さ)を支える
- strum (ギターなど)をかき鳴らして演奏する
- tinkle をチリンチリンと鳴らす
- descendant 子孫、後継機
- hide (特に大きい獣の)獣皮
- pluck (弦楽器を)かき鳴らす
- cockroach ゴキブリ
- army ant グンタイアリ
- cricket コオロギ
- centipede ムカデ
Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?
動物園ではどんな声が聞こえるでしょうか。簡単なフレーズの中で、10種類の動物たちの名前とそれぞれ鳴き方の表現方法が学べる絵本です。
エリック・カールの絵本で、和訳は『しろくまくん なにがきこえる?』です。
Polar Bear, Polar Bear, What do you hear?
I hear a lion roaring in my ear.
同じくエリック・カールの『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』と同様に簡単なフレーズが繰り返される流れですが、こちらは動物たちの鳴き声に着目しています。
growling like a polar bear,
roaring like a lion,
snorting like a hippopotamus,
fluting like a flamingo,
braying like a zebra,
hissing like a boa constrictor,
trumpeting like an elephant,
snarling like a leopard,
yelping like a peacock,
bellowing like a walrus
同じ「鳴く」ですが、動物によって「吠える」や「うなる」などのニュアンスによって使われる英単語に違いがありますね。

絵本のフレーズを繰り返すなかで、日本語と同じように感覚的に吸収してもらいたいです。
- growl うなる、ガルルッなどの吠え声を立てる
- roar ほえる、大声を出す
- snort 鼻をフンと鳴らす
- flute フルートのような音を出す
- bray (ロバが)けたたましく鳴く
- hiss (ヘビなどが)シューという音をたてる
- trumpet (ゾウなどが)ほえる
- snarl (歯をむき出して)うなる
- yelp キャンキャン鳴く
- bellow 低くうなるような声で鳴く
We’re Going on a Bear Hunt
5人兄弟と飼い犬が勇敢にもクマ狩りに出かけます。川や森、吹雪などの色んな困難を乗り越え、ついに洞窟の中でクマを見つけます。「全然恐くなんかない!」と言っていましたが…。
オノマトペ(擬音語)が盛りだくさんで、歌いながら読むととても楽しい絵本です。
モノクロのページとカラーのページが交互に構成されていて、彼らが苦難に立ち向かう情景がパッと浮かび、想像力を膨らませます。
Walker Booksの公式Youtubeで、作者のMichael Rosen(マイケル・ローゼン)さんの読み聞かせが見られるので、とてもおすすめです!
- Swishy swashy!
長い草をかき分ける「シュッシュッ」という感じ - Splash splosh!
川の中を歩く「ピシャ」「バシャ」という感じ - Squelch Squerch!
泥やぬかるみを歩く「グチャグチャ」という感じ - Stumble trip!
森の中をつまづきながら歩く「おっとっと」という感じ - Hoooo woooo!
吹雪の「ビュービュー」という感じ - Tiptoe!
つま先立ちでそっと歩く感じ

オノマトペ(擬音語)は、絵本で見ると想像しやすいですね。
- oozy ドロドロした
▶︎thick, oozy mud - swirl 渦を巻く
- whirl (雪・葉などが)くるくる舞う
▶︎A swirling, whirling snowstorm - gloomy 薄暗い
▶︎A narrow, gloomy cave - goggle 目がぎょろつく
▶︎goggly eyes
GUESS HOW MUCH I LOVE YOU
小さいウサギは大きいウサギに「大好き」を伝えたくて、両手をいっぱい広げたり、背伸びをしたり、どれだけ好きかという気持ちを体いっぱいで表現します。でも、大きいウサギはもっと長い手を伸ばして、このくらい好きと返してきます。
可愛いイラストに、大好きが溢れていて、読み聞かせしていて心が温まる絵本です。
日本語訳の『どんなにきみがすきだかあててごらん』では、デカウサギとチビウサギのおはなしとして、『はるのおはなし』などいろんなシリーズが出ているようです。
日本語でも英語でも、大好き!という気持ちを親子で感じ合える、読み聞かせにとてもおすすめな絵本です。
- nut-brown クリ色の
- hare ノウサギ
- tumble 宙返りをする
- trunk 木の幹
- branch 枝 ※twig:小枝
- lane 小道
- thorn いばらの、トゲのある木
- lean 身を乗り出す

私はね、100階建てのビルくらい、めいちゃん(保育園のお友達)が好き!

あ、ママじゃないのね・・・。
The Very Quiet Cricket
ある日、卵から小さなコオロギが生まれました。大きなコオロギは「ようこそ!」と羽をこすって挨拶。小さなコオロギも挨拶をしたくて羽をこすりますが、何にも音が出ません。
バッタやカマキリなど、いろいろな虫たちが挨拶してくれますが、やっぱり音が出せません。でも、最後には!
エリック・カールの作品で、邦題『だんまりこおろぎ』も有名です。
同じくエリック・カールの『Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?』では動物の鳴き声に着目しましたが、こちらは虫が出す音の英語表現がたくさん出てきます。
いろんな虫が登場するので、虫好きな子は好きかもしれませんね。
また、「Welcome」「 Hello」「 How are you?」「 Good Afternoon」 などの基本的な挨拶表現も学べます。
- cricket コオロギ
- locust イナゴ、バッタ
- praying mantis カマキリ
- worm ミミズなどの細長く足のない虫
- spittlebug アワフキムシ
- cicada セミ
- bumblebee マルハナバチ
- dragonfly トンボ
- mosquito 蚊
- luna moth アメリカ産の大きな蛾
- chirp (小鳥・虫などが)チッチッとさえずる
- rub をこする
- whizz (風を切って)ピュッという音を立てる
- scrape (表面を)こすって(不快な音を出す)
- crunch (食べ物など)をガリガリかむ
- munch (食物)をむしゃむしゃ食べる
- slurp (スープなど)を音を立ててすすり飲む
- froth 泡
- screech 鋭い声で[キーキー]鳴く
- cling しがみつく
- hum (ハチなどが)ブンブンいう
- whirr (機械・昆虫などが)ブーンと音を立てる
- buzz (ハチ・機械などが)ブンブンと音を立てる
- sail なめらかに動く、飛ぶ
- stillness 静けさ
- distance 遠距離
▶fly away into the distance 遠くへ飛んで行く(※見える範囲)

「ブーン」の表現は、「Buzz」以外にも「hum」や「whirr」があるんですね!
Walking through the Jungle
ジャングルや海や川など、世界を旅するとどんな動物に出会えるでしょうか。もしかすると恐ろしい動物たちに追いかけられてしまうかもしれません。
様々な場所で出会う動物たちが色鮮やかに描かれていて、まるで世界中を旅しているような感覚を味わえる絵本です。
Walking through the jungle.
What do you see?
I think I see a lion.
chasing after me.
短くて簡単なフレーズの繰り返しなので、4歳の娘は簡単に覚えてしまいました。
場所や出会う動物たちを言い換えて色んなパターンで楽しむこともできます。
- floating on the ocean 海に浮かんでいる
- trekking in the desert 砂漠をトレッキングしている
- slipping on the iceberg 氷山を滑って転んでいる
Is Your Mama a Llama?
ラマの子が、友達のコウモリやカンガルーなどに「あなたのお母さんはラマ?」と聞いて回ります。友達の動物たちは「違うよ!」と自分たちのママがどんなのか説明してくれます。最後には自分と同じラマの友達にまで「あなたのお母さんはラマ?」と聞いてしまいます。
コウモリやアザラシなどの動物たちが優しい色合いで可愛く描かれていて、ストーリーの中で動物の名前や生態を学べる絵本です。
文章は短くストーリーも分かりやすいのでストレスなく読み聞かせできます。
タイトルにもある「Is your mama a llama?」という韻を踏んだフレーズが心地よく繰り返されて、読んでいるとなんだか癒されます。
親子でなんの動物なのか当てっこするのも楽しいです。
- graze (牧草を)食べる
▶the sheep grazing on the grass - flipper (アザラシなどの)水かき、ひれ足
- whisker (猫やネズミなどの)ひげ
- hind legs 後ろ脚
- grin にやりとすること、にやつき笑い
▶with a big grin 大きな笑みを浮かべて - herd 群れ
我が家では絵本を開く前に音源のかけ流しをしているのですが、「Is your mama a llama?」のフレーズを聞いた娘が、

ママ、「アラーマ」ってなに?
娘は「ラマ」という動物に馴染みがなく、最初は「a llama」を聞き取れなかったようですが、よく聞いているうちに動物たちのおはなしと気づいたようです。
音源のかけ流しは想像力を養わうのにも最適ですね。
The Animal Boogie
ジャングルの奥深く、どんな動物が、どんな動きをしているのでしょうか。ページをめくるごとに動物たちが木の陰から姿を現し、最後はみんなでブギウギダンス♪
Down in the jungle, come if you dare!
What can you see shaking here and there?
韻を踏んだフレーズが楽しくて、読んでいると思わず歌い出してしまう絵本です。
どんな動物が出てくるか親子で推測しながら読むのも楽しいです。
巻末には、動物の名前と絵本に出てきた動きがまとめられているので、動物たちの真似っこをして遊べます。
親子で一緒に歌ったり踊ったり、とにかく体全体で表現して遊ぶのがおすすめです。
- dare 〜する勇気がある
- creature 生き物
- midday 真昼の
▶the midday sun - flap 羽ばたく、パタパタ飛ぶ
- leap 飛ぶ、跳ねる
- slither (ヘビなどが)くねくねと進む
- sway (木・人などが)揺れる
我が家では朝食時のかけ流しをルーティンにしているのですが、この曲がかかると踊らずにはいられず、朝食が中断しちゃいます。

Shake, shake, boogie, woogie, oogie♪♪
(実は、私が一番ノリノリだったりします。)
The FOOT BOOK
タイトルどおり、「足」の本です。左足、右足、濡れた足、乾いた足、何本の足・・・?
奇抜なイラストとリズミカルなフレーズが特徴のドクター・スース(Dr.Seuss)の作品です。
こちらは、日常的に使う対義語がユニークなイラストで分かりやすく学べる絵本です。
ストーリーはなく、簡単な単語のみで表現されているので、乳幼児への読み聞かせにもおすすめです。
Left foot Right foot
Front feet Back feet
More and more feet
「左足・右足」から始まり、「前足・後ろ足」に、どんどん増える「足」…。
「foot」と「feet」の違いはもちろん、「more」の表現も感覚的に身につけれそうです。
「How many feet?」と一緒に数を数えたり、「which one is red?」とカラフルな靴で色当てをしたり、1歳の息子でも楽しめます。

「足」のテーマだけでこんなにユニークに表現できるなんて、ドクター・スースの世界観にあらためて感動!
Kipper’s A to Z
犬のキッパーくんがお友達のぶたくんとしまうまくんと一緒に、アルファベットのA〜Zから始まる単語探しをしています。
よくあるアルファベット本ではなく、A〜Zから始まる単語を一緒に見つけるというストーリーがメインの絵本です。
キッパーの絵本は、『ぼくキッパー』など日本でもたくさんのシリーズが出ているようです。
ちょっと長いかな?と思いつつも読み聞かせをしてみると、4歳の娘はきちんと最後まで興味を持って聞いていました。
A(Ant)で登場したアリが途中でいなくなったり、しまうまくんがZ(Zebra)まで待ちきれずに「ぼくの番?」とちょいちょい登場してきたり、ただのアルファベット本とは違い、子供を飽きさせない工夫を感じます。
Is it my turn?
「It’s my turn.」(私の番だよ)は、よく使うフレーズですね。
Not yet. まだだよ
Not now. 今じゃないよ
Not long now. もうすぐだよ
- gnat ブヨ(人を刺したり血を吸う小さな虫の総称でmosquitoも含む)
- puff and pant (息を切らして)ハアハアあえぐ
- squishy 柔らかい、ぐしょぐしょの
- slug ナメクジ
我が家の1歳の息子は、鳥を見ると全部「Duck」と指差すくらいアヒルが大好きで、「D」と「Q」のページに大喜び。

ダッ ダッ!(duck)
クアッ クアッ!(Quack)
ONE FISH TWO FISH RED FISH BLUE FISH
「One fish, two fish..」と始まったかと思うと、なんじゃこりゃ〜?なクレイジーな動物たちが次々と登場。韻とイラストが楽しく、読めば読むほど癖になる不思議な絵本です。
英米では読んだことがない子供はいないと言われるドクター・スース(Dr.Seuss)の絵本は、ユーモアでリズミカルな文章と奇抜なイラストで、気づけば大人も子供もその独特な世界観に引き込まれてしまいます。
我が家では、『Hop on Pop』『Green Eggs and Hams』『Fox in Socks』『Dr.Seuss’s ABC』『the FOOT BOOK』に続き、6冊目です。
娘は、音源をかけるだけですぐにドクター・スース(Dr.Seuss)の本だと気づきました。

huh?(なぜか英語風にハァン?とよく言う娘)
なんじゃこりゃ〜!
さては、ドクター・スースだな!
一度読むだけでも魅了されますが、読めば読むほどどんどん面白くなりそうな気がしています。スルメのようにしがみつくそうと思います。
簡単な単語だけでこんなにも文章が書けるのかと思うくらい難しい単語は出てこないので、自力音読にもおすすめです。
From there to here,
from here to there,
funny things are everywhere.
何度か出てくるこのフレーズ、こんな風に考えられるようになると毎日どんな些細なことでも楽しめそうですね。
- hump ラクダの背こぶ
- swish ヒュッと振り回す

ライミング(韻)が面白くて読んでるこちらも楽しくなってくるのですが、なかなか長い本なので読み聞かせすると喉カラカラ・・・。
The Journey Home from Grandpa’s
おじいちゃんの家からの帰り道。車の窓から外を眺めていると、白いヘリコプター、紫色の列車、黒いクレーン車など、いろんな色の様々な乗り物と出会います。
いろんな乗り物の様子がリズミカルなフレーズと優しい色合いのイラストで表現されています。
最後にはおじいちゃん家から自宅までのマップがあり、帰り道に出会った乗り物を振り返れます。
乗り物大好きな1歳の息子はもちろん、4歳の娘もイラストの中をじっくりと観察していろんな発見を楽しんでいます。
- journey 旅
- bouncy (ボールなどが)よくはずむ
- bumpy (道が)でこぼこの
- whiz (風をきって)ピュッという音を立てて飛ぶ
▶A car whizzed past him. - speed (車・人などが)急いで行く
▶The car sped along the road. - railway track 鉄道の線路
- bump (車などが)ガタガタ揺れる(across, along)
- digger 穴を掘る機械
- scoop (スプーン・手などで)をすくい上げる(up, out)
- icky べとべとした、不快な
- sticky ねばねばする
- barge (川・運河用の)平底の大型荷船
- still 風のない, 波の立たない
- canal 運河
最後までご覧いただき、ありがとうございました♡